東京・雄武会

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 堆肥の話

堆肥施設/クリックして見て!

   ◆雄武町公共下水道堆肥化施設

  左写真クリックすると、「施設の種類」項の 
          @混合棟→
          A1次発酵棟→
          C保管庫→
  の順で表示します。

1、施設の目的

  雄武町は乳用牛、肉用牛を主体とした家畜飼養事業が基幹産業のひとつです。
これから発生する牛糞は、年間2,000t以上にも上がる事、最近これらに対する処理・維持管理が厳しくなってきました。
又雄武浄化センターからの下水汚泥は緑農地還元によっていますが、性状が脱水ケーキのため取り扱いにくい欠点があります。脱水活泥量は、 月間780t発生しています。そこで、牛糞と下水汚泥を原料としお互い欠点を補い、肥効成分バランスの良い高品質化を図った融合堆肥化を行おうとする施設です。


 2、施設の種類 

 4棟の施設からなり各作業工程をリンクして搬出しています。

            @混合棟
      A1次発酵棟
      B2次発酵槽
            C保管庫
 上記の施設は、平成15,16年度雄武公共下水道コンホスト施設建設工事として竣工しましたが、現在 泣Aグリファーム(町と農協とが出資設立)が運営しています。
雄武町は、農業、漁業、林業の残渣物が大量 に排出していて、その処理に長年大変な苦労をして英知を結集していますがいまだに抜本的な解決策を 見出せないのが現状です。

 地球規模で環境問題が提起されてる中で、雄武町の中でも地道ではあるが、循環型リサイクル事業が進んで います。
                                                < 9/2007   A.O  記>



北隆鉱山の話   - やぶにらみ眼    住谷 一男

北隆鉱山街 全景 北隆鉱山 青化精錬所 全景 北隆鉱山通洞 出口

  歴史要約

  雄武町市街より南西約12kmの音稲府川上流の山中に 北隆鉱山が1918年(大正7年)に発見されました。 1927年末(昭和2年12月)日本鉱業社の経営にて採掘開始。1935年(昭和10年)に青化製錬所が設置され、また山元から元稲府海岸に至る約13kmの 荷客用トロッコ機関軌道が敷かれ、最盛期には外国人鉱夫を含め就業人口約500人・月間2,600dの採鉱規模で、『北海道金鉱山史研究』(浅田政広著) でも当時の金産出量は昭和10〜16年で年間平均237.6Kgと報告されている。しかし、操業中の鉱山事故や災害から逃れるのは難しく、また精錬鉱滓や 青酸塩液による音威子府川汚染や下流海域では漁業不振から鉱毒事件が起き、当時の漁業組合及び雄武村議会が日本鉱業や道庁と対立、陳情や紛争の 苦い歴史もありました。

  1942年(昭和17年)以降 日本軍の太平洋戦争戦局は激しく、全国の金鉱山の資材設備と就業者は軍需資源の鉄・銅・水銀などに配置転換され、 1943年(昭和18年)金山整備令の発布を以って北隆鉱山は15年間操業の実績を残し閉山。 終戦後に埋蔵量調査は実施されましたが、既に採鉱設備も 人材も移転され操業再開には至っていません。

  顧みて、当時の鉱脈は5つあり最大がC脈(チャンピオン脈)。 他は順に1号ひ〜2号ひなど各々名付けられ、C脈は一説に水平方向長さ212m X垂直方向深さ 140m X平均脈幅40cm、採掘品位は金37g/トン、銀96g/トン。
1号脈では同様に250mX170mX20cm、金19g/トン、銀138g/トン。他脈はさらに小さかったようですが、 鉱脈数字はいづれも概算値です。当時の産出鉱物は、自然金・輝銀鉱・濃紅銀鉱・四面銅鉱・黄鉄鉱、 その他脈石鉱物として石英、方解石・酸化マンガン・ 粘土鉱物と伝えられています。

  北隆鉱山は住友鴻之舞鉱山を上回る高品位で、15年間の産出量は金3トン、銀12トン(現在時価推定、金94億円@3130円/グラム、銀7億円)と累計推定されます。
しかし、鉱脈規模や鉱毒事件から所要投資対総産出量で 戦後金市場での国際競争力を失っていたようです。今後さらに有望な鉱脈が発見や国際金相場が高騰すると、 最新採掘・精錬技術の下で 雄武町にいつの日か金の太陽が上がらないとは誰も予測はできません。 ふるさとには人材、ゆたかな自然資源に恵まれ、 大きなオホーツク海に面し、地震帯がないこと、戦争中にはない空港施設が近隣にあることから国際輸出も容易で、金銀に限らず、私たちがふるさと知識を 明日への知恵に変換する工夫や視点が 大切な時かもしれません。

    (資料: 平成18年3月刊行『雄武町百年史』ー第4章鉱業「北隆鉱山の開発」他より抜粋・編集)

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