東京・雄武会

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「地縁、血縁、時の縁、そして今を生きる」

夕暮れのバンコク市内 民族舞踊団 (左)住谷氏(右)本山氏

 「雄武会のみなさん」お久しぶりです。


毎年暑い夏が続きますが、2006年からタイ国アユタヤ市の工作機械メーカーの現地製造会社(総従業員数1,000人)に駐在し 海外技術総帥としてご活躍の東京雄武会のメンバー本山 当(もとやま あたる)さんを、東京雄武会の住谷記者が8月初旬に訪問、面談の機会を得ました。


2007年12月5日の現プミポン国王の生誕80年記念日にむけて多くの国家プロジェクトに沸く、めざましい経済発展のタイ国寸評と 同氏の近況を取材しました。(近撮写真をご参照)



本山さんの住むアユタヤ市は、タイ象の頭+鼻の形のようなタイ国勢地図でみると牙付け根部分の内陸に位置し、口位置が河口のバンコク市にあたります。


古くは14世紀頃に日本人町が形成され、その後 日本傭兵隊の山田長政がタイ防衛義勇軍団の命を受けるなどで拠点化、江戸時代には日本人が(学生時代に習った)御朱印船貿易などで 皮革製品 事業を中心に日本むけ輸出に隆盛をみた歴史ある旧首都でした。


<不幸な隣国ビルマ王朝との歴史抗争を経て、旧首都アユタヤは現在のバンコクに遷都しましたが、今や当地には日系企業進出で工業団地が形成され 再び現代の 世界経済の分業拠点として発展、自動車や機械・食品・繊維製品や部品などの対日輸出も、決して歴史の偶然ではありません。


2007年6月には泰日経済技術振興協会と両国政府により「泰日工業大学」がバンコク市に開校、初年度500名の新入生を迎えるに至っています。 まさに歴史と人々の友好の結晶です。



本山さんはグループサウンズ全盛期「ブルーシャトー」が日本レコード大賞を受賞した頃の昭和42年雄武高校卒業です。年齢は推して計算できますが、バンコク市内の秋篠宮殿下がタイ海鮮 料理を堪能されたという市民の集う現地レストランにて賞味歓談、雄武会よもやま話に花が咲きました。


暑い国柄から市街地では昼と夜の風景や人の流れが違い、夜は新宿・歌舞伎町のような賑わいで、一方 市内寺院や道路にも象ならず野犬やシャム猫も多く、殺生否定の動物歌舞伎町でもあります。 また、米食文化に溢れ、タイ料理/和食/中華料理とすべてが渾然一体で何物をも包み込む礼節の国でした。(市内のスナップ写真のひとこまをご参照ください)


温和なタイ人気質とゆったりした生活の流れの中で、雄武町で培ったガッツとねばりを基礎に 正面突破の精神と仏教国タイ人にひけをとらぬ 遍く誠意を尽くす本山さんの姿勢がとても印象的です。

経済躍進が著しいのに、次期世界経済大国BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国4ヶ国の略)の仲間に入らないタイ国経済や工業力を憂える本山さんですが、「老け込むにはまだまだ若すぎで、何か打ち込むこと: 仕事でもスポーツでも、人間に趣味がある限り、タイ国は天国です」と雄武会のチョイ悪オヤジ群と負けん気十分なご婦人連にも伝言(檄)をいただきました。


天地人に恵まれたタイ国で 東京・雄武会の自称アユタヤ出張所をつくりたいもの」と、仕事にゴルフに日焼けした精悍な顔で 熱っぽく語ってくれました。


海外に人ありー東京雄武会 同氏の益々のご活躍をお祈りします。

                                                         (住谷一男 記)

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