東京・雄武会

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Chigusaのワケ知りお洗濯


 著者紹介   消費生活アドバイザー・Kajiリスト  工藤 千草 (「東京・雄武会」幹事)

〜履歴〜
 1951年 北海道雄武町北浜町に生まれる。
      小学校5年生で埼玉県浦和市(現さいたま市)に転居。
 1987年 アパレルメーカー小杉産業を経て、ライオン株式会社入社。
      家庭科学研究所にて教育界、行政講座での講師、マスコミ対応などの啓発普及を行う。
 2012年 退社。 Kajiリストとして独立。

  著書:衣生活の科学(建帛社) 消費生活アドバイザー受験合格対策(丸善)
  協力:暮らしまる洗い!コツと基本120(扶桑社)

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 家庭で行うしみ抜きの方法   12月版
 
 年末は、飲み会やパーティーなどの機会が多くなりますね。そのような時に、うっかり、食べ物のしみを付けてしまうことも。しみを残したままでは、見た目の美しさを?なうだけではなく、カビや虫害にもあいます。今回は、付けたときの応急処置と家庭でできるしみ抜き法をご紹介します。


■ しみ抜きとは ■
 しみ抜きとは、洗濯ができない衣類や、まだ洗濯しない衣類などに付いた小さな汚れを部分的に落とす作業です。しみ抜きは汚れの種類、布の性質、染色等によっては専門家に任せた方が無難な場合もありますが、知識と技術を習得することで、多くの場合は家庭でも行うことが可能です。

■ しみ抜きの基本 ■
 せっかくしみ抜きをしたのに、落ちていなかったり、素材を傷めてしまったりしたのではしみ抜きをした甲斐がありません。基本を押さえておきましょう。
基本1:しみを付けたら早めに落とす
 汚れの成分は時間とともに変化して落ちにくくなります。たとえば、醤油のしみは、付けたその場で、水で洗うとすぐに落とすことができますが1週間ほどたったものは、成分のたんぱく質が変化して、落とすのが大変になってしまいます。また、時間がたったしみは何の汚れだったのかが分からなり、落とすのに手間がかかってしまいます。
基本2:無理に落とさない
 落とすことに夢中になって、強い作用で行うと素材を傷めてしまう場合があります。自分では手に負えそうもない場合や和?、ドレスなどの高級素材は専門家に任せましょう。
基本3:素材に合った薬剤を使用する
 表のように、しみ抜きにはさまざまな洗剤や薬剤を使用しますが、使用できない繊維や使用条件があります。使用する前に、必ず目立たない部分でためすことが肝心です。たとえば、アセトンはアセテート繊維には使用できませんし、フロッキー加工や顔料捺染などのプリント部分にはベンジンやアルコールを使用すると剥がれる原因になります。また、有機溶剤は、引火に気を付け、火気厳禁、換気に注意して使用します。
 
 
■ その場で行う応急処置 ■
 しみを付けたその場で、応急処置をしましょう。付けた直後は汚れが落ちやすいだけではなく、家に戻ってからの処置が楽になります。きれいに取れなくても行っておくとよいでしょう。
【水溶性のしみを付けたとき】
 水溶性のしみとは、醤油や焼き肉のたれ、ケチャップ、カレー、スパゲッティーソースなど、しみの主成分が水に溶ける汚れのことです。次の手順で行います。
@固形物を取り除く
乾いたティッシュペーパーなどで、汚れを布地の中に押し込まないようにそっと取ります。
Aしみをつまみ取る
水でぬらしたティッシュペーパーで、図のようにしみの部分をつまんで、広げないように取ります。ティッシュを取り換えて色が移らなくなるまで行います。
B乾燥する
濡れた部分を乾いたティシュで挟んで水分を吸い取り、最後に両方の手のひらに挟んで、手のひらの暖かみで乾燥します。
【油溶性のしみを付けたとき】
 油溶性のしみは、バターや食用油、口紅、クレヨンなど水をはじいてしまう汚れのことです。
@固形物を取り除く
A油分を取る
水を使っても落ちないため、乾いたティッシュなどに油分をできるだけ吸い取ります。口紅などは他の部分に色が付きやすいので、ティッシュに写し取るように行います。

応急処置での注意事項
*擦らない
 応急処置は、ティッシュやハンカチを使ってつまみ取ることが基本。決して、擦ってはいけません。擦ると、しみを広げるばかりか、絹や麻などの繊維を毛羽立たせて、白っぽくしてしまうことがあります。特に、絹のネクタイは要注意です。
*たたいて、汚れを押しこめない
 厚みのある衣類の場合は、表面から“たたく”と、布地の内部に汚れを移動させてしまい、かえって落としにくくします。薄い布地の場合は、裏側に別のティッシュを当て、たたいてそこに吸い取るのは可能です。
*お絞りは使わない
 レストランなどで出される「お絞りタオル《を使うのもお勧めできません。殺菌のために塩素系漂白処理をしていると、漂白剤が残っている可能性があり、色柄物の衣類に影響する恐れがあるからです。


■ 家庭で行うしみ抜き方法 ■
 家に戻ったら、洗える物は洗濯するかクリーニングに出します。まだ洗わない衣類は、本格的なしみ抜きを行います。上手にしみ抜きをするには、「作業の手順《「薬剤を使う順番《「作業のコツをつかむ《ことがポイントになります。

@固形物を取り除き、周囲のほこりをたたいて落とす。
 手で落とせる固形物は取り除きます。また、衣類に付いている目に見えない土ぼこりなどは、輪じみの原因になるため、しみの周囲を手で払ったり、ブラッシングしておきます。
Aしみの性質を見極める。
 しみの原因になっている汚れの性質が水溶性か油溶性かを判断します。上明な場合は、水を一滴垂らして様子を観ます。浸み込んでいくようなら水に溶けやすい水溶性のしみと判断します。はじくようなら油溶性のしみです。ただし、汚れが乾燥していると水溶性のしみであってもはじく場合があるので、水を垂らしたら少し時間をかけて確認しましょう。
Bしみをたたいて、吸い取る。
 裏側からしみをたた出すのが基本の方法です。下の図のように、しみの裏側から、薬剤などを付けたしみ抜き綿棒やハンカチなどでたたいて、汚れを下に敷いたタオルやキッチンペーパーなどに吸い取ります。しみを広げないためには周囲から内側に向けてたたくのがコツ。下敷きが汚れたら場所を移すか、取り替えます。
 基本的な薬剤の使用順は、水溶性の場合は水またはぬるま湯→洗剤液→漂白剤で、布地に影響が少ないものから使っていき、汚れが落ちなくなったら次の薬剤に進みます。油溶性の場合は、ベンジンやアルコール→洗剤液→漂白剤の順に使います。洗剤や漂白剤を使った場合は、最後に必ず水でたたいて衣類には残さないように取り除きます。
 しみの種類によって薬剤や手順が多少違うため表を参考にして下さい。

しみ抜き1

しみ抜き2

Cしみ抜き後の“輪じみ”の処理
 しみ抜きをした部分としなかった部分の境目にできる“輪じみ”を防ぐには、しみ抜きをした周囲に霧を吹きかけ、乾いた布で押さえる、を繰り返して際をぼかします。ベンジンやアルコールのみでしみ抜きが終了した場合は、使用した有機溶剤をしみ抜き綿棒などに付けて周囲をぼかします。
D乾燥
 しみ抜き後は、日陰で自然乾燥します。干す前に手のひらの間にしみ抜きした部分を挟んで、手の温かみで半分乾燥させると、輪じみもできにくく、布の収縮を防ぐことができます。アイロンをかけて乾燥させると、汚れの成分が残っていた場合に、高温で汚れを落ちにくい性質に変えてしまうことがあるので厳禁です。

  しみ抜きには知識と技術が必要で難しい作業ですので、最初は普段着に付けたしみに挑戦して、技術を身につけましょう。

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 ニット製品を洗ってみよう!   11月版
 
 寒くなると、ニット製品が活躍します。ニットとは編物のことですが、衣料品販売店などでは、肌着やスポーツウエア、Tシャツなどの編物ではなく、少し編み目の粗いカーディガンやセーターなどの編物を指すようです。伸縮性があるので着やすいのですが、反面、着用や洗濯などで型崩れしやすいのが欠点です。また、使用されている繊維が毛の場合には、乱暴に洗うと回復上可能な収縮を起こすことがあります。
 

■ 洗濯前の準備 ■
 洗濯前に以下のようなことを確認し、準備をしましょう。
@衣類についている洗濯絵表示を確認しましょう。
 「手洗イ」や「洗濯機」のマークのあるニット製品は家で洗えます。一緒に素材の表示も確認します。ウール(羊毛)やカシミヤなど毛素材の場合は洗濯に注意が必要です。

A汚れている箇所を確認して前処理をしましょう。
 食べ物などのしみには、液体酸素系漂白剤の原液を付けておきます。袖口などの汚れには、おしゃれ着用中性洗剤の原液を付けて、洗剤のキャップの角や洗濯ブラシの背など、硬い部分で軽くたたいて、汚れを浮かします。このとき、絶対に揉んだり擦ったりしてはいけません。ニット製品の糸は甘撚りに撚られているため、繊維が絡まったり、編み目が乱れたり、ウールやカシミヤなどの毛素材では収縮したりします。

B衣類の保護をしましょう。
 刺しゅうやビーズ、スパンコールなどの装飾品が付いているもの、毛素材の中でもアンゴラやモヘヤなどのように毛足が長いもの、カシミヤのように濡れると腰が無くなるものは、畳んで洗濯ネットに入れます。洗濯ネットは、衣類を2つ〜4つに畳んだものが入る程度の大きさのものを使います。

C適切な洗剤を準備しましょう。
 毛素材やシルク素材、色や形を大切にしたい衣類、洗濯絵表示に「中性洗剤指定《がある衣類には、おしゃれ着用中性洗剤を使います。仕上がり感もよくなります。

D洗濯液の温度に注意しましょう。
 洗濯液の温度は、毛素材やシルク素材の場合は30℃以下の水です。他の素材でも温度の指定がある場合はそれに従います。

■ 洗濯機で洗う ■
 型崩れや収縮を防ぐために、やさしい水流で洗う手洗いコースやドライコースなどを使います。水が入り始めたら、おしゃれ着用中性洗剤を水量に合わせて入れ、次に洗濯機の底の大きさに合わせて2つ折り程度に畳んだ衣類を一枚ずつ、重なりをずらしながら平らに入れます。一度に何枚洗えるかは、洗濯機の取り扱い説明書で確認しましょう。あまり沢山の衣類を入れると、きれいに洗えなかったり、ニットに負担をかけてしまったりします。衣類が浮いていたら、手で押して、洗濯液に沈めてから洗濯機を回します。
 最後の脱水が終わったら、速やかに取り出して形を整えて干します。
 

■ 手で洗う ■
 手洗いの技術には個人差があるので、上安な方は、プレーンなニットから始めてみましょう。次のような手順でやさしく押し洗いをします。

@ニットをたたみます。
 右図のように、汚れている部分が見え、洗濯桶や洗面ボールに入る大きさに四角く畳みます。

A洗濯液を作ります。
 ニットがゆったりと浸る量の30℃以下の水を溜めます。普通の大きさのニットを1枚洗うには約5リットル位が必要です。水温30℃は肘を入れて温かくも、冷たくも感じない温度なので、温度計が無い時の目安になります。

B押し洗いで洗う。
 畳んだニットを洗濯液の中に充分浸します。四角く畳んだニットの角に両方の手のひらをハの字にしてあて、「押す《、力を緩めて「浮かす《を1つの角につき10回程度繰り返します。衣類が浮き上がってこないときは、小指を端にかけて軽く浮かします。このようにすることで、洗濯液がニットの編み目の中を上下して汚れを落とします。ニットに負担をかけないために、畳んだ形をできるだけ崩さないように意識しながら、全体で40回〜50回程度押し洗いをします。

Cすすぎ・脱水。
 洗濯後は、一度洗濯機で脱水します。ニットを手前からくるくると丸めて、軽く手ひらで押して、洗剤液を絞ってから洗濯機へ移します。このようにニットをコンパクトにしてから移動させると繊維への負担が軽くなります。また、洗濯後に脱水をした方がすすぎも楽になります。すすぎは、きれいな水で、洗う要領で、2回繰り返します。すすぎとすすぎの間にも脱水を入れましょう。最後に脱水して、終了です。
 

■ 干し方 ■
 脱水が終了したらすぐに取り出して、形を整えます。畳み直してたたいたり、平らな台に広げて、手のひらでたたいたりして、しわを伸ばし編み目を整えます。
 形を整えたら、平干しします。ハンガーなどで吊干しすると伸びやすいので、避けた方が無難です。平らに干せない場合は、竿やハンガーを使って図のように干してもいいでしょう。毛素材やシルク素材、色がきれいな衣類は、素材が傷んだり、黄ばんだり、色が変わったりするため、直射日光に当てずに陰干しします。
 
 

■ アイロンがけの方法 ■
 乾燥したら、アイロンをかけるとニットはさらにきれいに仕上がります。アイロンはスチームアイロンにして、ニットの表面に底が着かないようにしてかけます。アイロンをべったり置いてしまうと、編み目がつぶれてしまってふっくら仕上がりません。薄手のニットはあて布をした上から、軽くアイロンを置いてかけても良いでしょう。
 
                          ■ 毛製品が収縮するわけ ■        
 毛が収縮することをフェルト化または縮絨(しゅくじゅう)といいます。この原因は毛の繊維の表面にあるスケールというウロコ状の組織が互いに引っかかって繊維どうしが絡み合うため。乱暴に洗ったり、洗濯液の温度が高かったり、弱アルカリ性洗剤を使ったりすると絡みやすくなります。そのため、30℃以下の水で、おしゃれ着用中性洗剤を用い、やさしく洗うのがポイントとなります。

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 洗濯用洗剤、色々あるけれど   10月版
 
 店頭では、さまざまな洗濯用洗剤が売られています。あまり気にしないで、洗剤を使用しているかもしれませんが、失敗を防いで合理的に洗濯するには、洗濯物の種類や場面に合わせて使い分けるのがポイントです。今回は、洗剤をすこし見直してみましょう。

■ JISによる洗濯用洗剤の種類 ■
 JIS(日本工業規格)では、洗濯用洗剤は汚れを落とす成分である界面活性剤の種類によって、「石けん《と「合成洗剤《、「複合石けん《に分類されます。石けんとは、界面活性剤の成分に脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどの脂肪酸塩以外のものが含まれていない洗剤をいいます。それ以外の界面活性剤(例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩など)が主に使われている洗剤は合成洗剤と呼びます。なお、脂肪酸塩が70%以上含まれていて、その他の界面活性剤が30%未満の場合は、複合石けんといいます。石けんと合成洗剤の中間に存在します。現在、市販されている洗濯用洗剤は洗濯機での使いやすさや、さまざまな成分を配合できることから合成洗剤が主になっています。石けんも合成洗剤もそれぞれに長短がありますが、表示を確認して、使用対象衣類や使用量を守ることが大切です。
 

■ 洗濯用洗剤の種類と用途 ■
 JISではこのように分類されますが、使用する立場から使い分けてみると、大きくは、“一般的な衣類を洗う洗剤”と“おしゃれ着や大切な衣類を洗う洗剤”に分類されますので、素材や色、使用場面、ライフスタイル等によってこれらの洗剤を使い分けるとよいでしょう。

【素材やアイテムによって使い分けましょう】
  肌着やタオル、シーツといった汚れやすい一般な衣類には、“一般的な衣類を洗う洗剤”を使います。除菌や除臭、柔軟性などの機能や部屋干し、スピードコース用などの場面を考えて多くの種類が市販されています。体から出るあぶら汚れを落ちやすくするように液性が「弱アルカリ性《になっている洗剤が多く、ほとんどのものに酵素や蛍光増白剤が配合され、漂白剤や柔軟剤がプラスされているものもあります。形状は粉末と液体ですが、液体洗剤のシェアが粉末よりも高くなりました。なお、液体洗剤には液性が「中性《の洗剤がありますが、中性であっても汚れが落ちやすい界面活性剤を使用して、抗菌機能を加えるなどして、新機能をうたったものが発売されています。
 


 これに対して、ウールやシルク、アセテートなどの素材の衣類、そして、綿や合成繊維の素材でも大切な衣類を洗う洗剤に、“おしゃれ着や大切な衣類を洗う洗剤”があります。形状は液体で、液性は「中性《です。ウールやシルク、アセテートはアルカリに弱いことや、おしゃれ着などの色合いを守るために、液性は中性になっています。また、仕上がりを良くする成分が配合されており、この点が“一般的な衣類を洗う洗剤”の中性洗剤とは違うところです。ウールやシルク素材はもちろん、綿や合成繊維の素材であっても仕上がりを良くしたい大切な衣類にはこの洗剤を使うことをお勧めします。

【衣類の色によっても、洗剤は使い分けましょう】
 衣類の色はさまざまな原因で変色しますが、洗剤に含まれている蛍光増白剤によっても変色することがあります。たとえば、きれいなサーモンピンクの綿のブラウスを蛍光増白剤の入った洗剤で洗濯すると、鮮やかなピンクになってしまいます。このように、淡い色合いを鮮やかな色に変えたり、生成りを白くしたりするなどの影響を及ぼします。また、洗剤が部分的に付着してしまうと色ムラになることもあります。
 蛍光増白剤(蛍光剤)は、白い衣類の白さを保つために洗剤に配合されている染料の一種で、紫外線が当たると青色を発色して黄ばみがかった衣類を白く見せる効果があります。製造段階で白い衣類などを蛍光増白処理して、より白く見せるほか、染色する布の下準備として白く仕上げるために用います。しかし、蛍光増白剤は着用や洗濯などで徐々に脱落するので、洗剤に配合して洗濯のたびに染着させて、白さを保つのです。
 元の色合いを守るには、白い衣類には蛍光増白剤配合の洗剤、淡色の衣類には無配合の洗剤と使い分け、衣類に洗剤を振りかけて放置することも避けます。

【一般的な洗剤は、使用場面で使い分けると合理的に洗濯ができます】
 部分的な汚れを落とす場合は、ハンディータイプのポイント用洗剤や部分洗い用洗剤、液体洗剤が便利に使えます。また、粉末洗剤が溶けにくい寒冷地や冬などは液体洗剤が良いでしょう。買い物で荷物にならないのは超コンパクトサイズ、室内干しが多い方は、部屋干し臭に対応している洗剤、スピードコースやすすぎ1回で行う方はすすぎ性の良い洗剤、別途柔軟剤を使用したくない人は柔軟剤入り洗剤などが合理的です。ニオイや除菌などが気になる場合は漂白剤や除菌剤入り洗剤は如何でしょう。また、石けん派には粉末や液体の洗濯用石けんを。但し、石けんは石けんカスを作って、衣類に付着することがあるので、すすぎは十分に行い、付着した石けんカスを取り除くために時々は合成洗剤で洗うと、衣類の黄ばみや異臭を防ぐことができます。
  一般的な洗剤を選ぶときには、洗剤パッケージにうたっている特長をよく読んで、自分たちの目的や生活スタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

 ちなみに、個人的には、お子さんがいて汚れものが多い世代には、酵素入りの粉末洗剤がお薦めです。粉末洗剤は弱アルカリ性で、さらに、汚れを落とすためのさまざまな助剤が配合されているため、ガンコ汚れ落としに優れているとおもいます。

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 夏物衣類のしまい洗い   9月版
 
 暑い日が続いていて、まだまだ、夏物衣類は活躍中ですが、そろそろしまう準備をしましょう。保管していた衣類を次のシーズンに出したときに、衿や脇の下などが黄ばんでいた!ニオイがする!なんてことにならないようにしっかりお洗濯をして仕舞いましょう。
 夏のストールやスカーフの洗い方も紹介します。
 
■ 夏の汚れには水洗いが向いています ■
 夏の衣類の汚れはなんと言っても汗の汚れが多いですね。汗汚れは水に溶けやすい汚れなので、家庭で水と洗剤で洗濯するのが向いています。ドライクリーニングでは汗汚れは落ちにくく、時間が経つと落ちなかった汗のしみが現れることがあります。手洗いマークや洗濯機マークが付いている衣類は積極的に家庭で洗うことをお勧めします。
■ 保管中の黄ばみ、ニオイを防ぐポイント ■
 夏の衣類の保管中のトラブで多いのが、衿や脇の下に黄ばみができた!肌着などが脂臭くなった!などです。汗汚れの中には、体から出る皮脂汚れやたんぱく質汚れが含まれていて、これらの汚れが残ったまま長期間保管すると、保管中に空気によって酸化されて黄ばみや臭いになってしまいます。そのため、しっかり汚れを落とすことがポイントです。
 
■ しまい洗いには漂白剤を活用 ■
 しまう前の洗濯では、漂白剤を使って汚れを分解し、しっかり落とすのがコツです。漂白剤を加えて“つけ置き洗い”をするのもお勧めです。漂白剤には液体酸素系漂白剤を使用します。以下のような場面で使ってみましょう。

○洗剤だけではなく、液体酸素系漂白剤を一緒に入れて洗濯をする。
○ワイシャツやブラウスなどの衿、袖口、脇の下など汗汚れが付きやすい部分に液体酸素系漂白剤の原液を塗って洗濯する。
○汗を吸って普段のお洗濯だけでは汚れが残りやすいカットソーやTシャツ、肌着、タオル地衣類などは、“つけ置き洗い”をしましょう。
<しまう時のつけ置き洗い>
 40℃程度の洗濯物が浸る量のお湯に酵素入り粉末洗剤と液体酸素系漂白剤を溶かし、2時間以内でつけ置きます。時々撹拌して、その後は、つけ置いた洗剤液に水を足して普通に洗濯機で洗濯します。
■ 保管の仕方 ■
 良く乾燥させてから保管します。長期保管の場合は、湿気の多いところや日が当るところは避けます。クリーニング店のビニールをかけたままの保管も湿気がこもりやすいので避けます。クローゼットや保管ケースには防虫剤を入れます。防虫剤はガス化し、下の方に溜まりますので、衣類の上の方に吊るすか置くかします。また、違う種類の防虫剤を一緒に入れると化学反応して防虫剤が溶け出し、衣類にしみを作ることがあるため、同じ種類の防虫剤を使います。
 
                    夏のスカーフやストールを家で洗う
 汗で汚れたスカーフやストールはドライクリーニングでは落ちにくいため、水洗い可のマークのものは水洗いをしましょう。

@首にあたっていた部分をチェック。しみなどが無くても汗で汚れているはずです。液体酸素系漂白剤を付けておきましょう。
A色落ちしないストールは洗濯機の手洗いコースで洗います。洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用中性洗剤を使うのがポイント。

<洗濯ネットの入れ方>
フリンジを保護するために内側になるように、四つ折り程度にたたみ、洗濯ネットに入れます。洗濯ネットの小さめのものは避けます。
Bスカーフや色落ちするストールは単独で手洗いします。おしゃれ着用中性洗剤液を使い、たたまずに、洗剤液の中ですばやく洗うのがポイントです。

<手洗いの方法>
常温の水を洗面ボールなどに溜め(5L位)、おしゃれ着用中性洗剤を適量計って入れます。スカーフやストールはたたまずに端から、洗剤液に入れ、アコーディオンを弾くように両方の手の平を左右に広げたり狭めたりを40回程度繰り返して洗います。軽く手のひらの中で絞って、きれいな水で2回すすぎましょう。
C脱水はバスタオルなどに、スカーフ同士が重ならないように広げて、挟んで押して行います。
D洗濯機で洗ったものも、手洗いしたものも、形を整えてできるだけ重ならないようにして、日陰で干します。但し、絹製品は、シワを作らないために濡れているうちに裏からアイロンがけをして乾燥します。
アイロンの温度は中温にします。

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 衣類についているマーク知ってる?   8月版
 
 衣類に付いているマークとしては、家庭用品品質表示法による洗濯に関するマークが良く知られていますが、その他に、製品の安全や品質を保証するマークがあります。法規による他に、業界や第三者機関がつけているマークがありますので、購入時に参考するとよいでしょう。代表的なものをご紹介しましょう。
 
■ どのようなマークがあるの? ■
 衣類に付けられるマークは、消防法や製品安全法等の法規で付けることが義務付けられているマークの他、業界がその衣類の品質を保証するものや、第三者機関が品質を保証するものなどがあります。それぞれに、規格基準があり、合格した衣類に付けることができます。品質が保証されるほか?害賠償があるものもありますので、購入時にマークを目安に購入すると良いでしょう。
 
■ 安全に関するマーク ■
<防災物品ラベル>
 消防法で高層建築物、病院、地下街、百貨店、旅館、劇場など多くの人が出入りする建物で使用されるカーテン、じゅうたん、舞台幕等は防炎物品であることが義務付けられていいます。防炎性能基準を満たした物には右図のラベルが付けられます。日本防炎協会が運営しています。
<防災製品ラベル>
 燃えにくい製品に付けられる任意のマークです。防炎製品認定委員会が消防庁の指導で作成した基準に基づき認定します。日本防炎協会が運営し、布団側地、カバー、布団、毛布、防炎頭巾などがあります。
<SGマーク>
 消費生活用製品安全法に基づき、経産省所管の製品安全協会が運営し、SG認定基準に合格した製品に付けることのできる任意のマークです。事故があった場合は?害賠償が受けられるのが特徴です。繊維製品では子守帯があります。
 
■ 品質に関するマーク ■
<JISマーク>
 工業標準化法に基づく、日本工業規格に該当する製品に付けられる任意のマークです。国に登録した登録認証機関から認証を受けた事業者が、認証を受けた製品又はその包装等に表示することができる第三者認証制度です。繊維製品では、背広、学生?、ワイシャツ、絨毯などがあります。
 
<Qマーク>
 経産省の指導で定めた繊維製品品質総合検査制度に合格した製品に付けられる任意のマークです。運営はQマーク管理委員会が行っており、問題が生じた場合はQマーク管理委員会が責任を持つことになっています。既成衣料、敷物、かつら、カバー・タオル類などに付けられています。
<JWIFカシミア100%タグ>
 ?毛製品検査協会が、企業から依頼があった製品に対して抜取り及び獣毛鑑別試験を実施し、カシミヤ100%であると判断したものに発行する、「適正な品質である《ことを示すタグです。カシミヤ100%とは検査したすべての製品のカシミヤ混用率が98%以上のものとしています。
 
<SIFマーク>
 経産省指定の公的検査機関(財)日本繊維製品品質技術センターによって、縫製と仕上がりが優れていると認められた縫製品に対して承認されるマークです。SIFはSymbol of International Fashion の略称。衣?全般が対象です。
<ウールマーク>
 ザ・ウールマーク・カンパニー*が定める品質基準に合格した純毛製品を証明するマークです。「新毛混用率99.7%以上《で、素材検査と縫製検査に合格した製品につけられます。衣?全般、?地、マフラー、手編み毛糸などに付けられています。その他にウールブレンドマークなどがあります。
*オーストリアの牧羊業者と世界各国のライセンシーによる資金で運営されている世界各国の羊毛製品の需要振興を行っている国際機関。
 
<GFマーク>
 全日本寝具寝装品協会(JBA)発行しているGF(グッドふとん)マーク。詰め物見本、品質表示などのきびしい品質基準をクリアしたものだけに許可されるマークです。ふとんの種類、特性を見極める目安にすると良いでしょう。
 
<国際シルクマーク>
 国際絹業協会(ISA)が認定した優れた絹製品を示す業界自主規格のマーク。家蚕糸で製造した絹100%の織物、編物生地およびその製品で、品質、制作と優れた国際絹製品などに使用できます。日本では、(社)日本絹業協会が運営しています。毛布などがあります。
<SEKマーク>
 抗菌加工、防菌防臭加工繊維製品などについて、一般社団法人 繊維評価技術協議会が、認証基準に合格した繊維製品を対象に品質保証するマークです。対象製品により、統一表示用語、マークの色を区別しています。繊維製品、住宅設備、文具、台所用品、トイレ用品、家電品、自動車用品などに表示されています。
<Uマーク>
 ユニバーサルファッション協会が運営している推奨マーク。年齢、サイズ・体型、障害などにかかわらず楽しめるファッションを目指し、顧客の上満や要望に対応した機能を備えている商品に付けられます。衣?全般の他、化粧品、靴、バッグ、日用品、アクセサリー、食品、インテリア、サービス、流通などに付けられています。
 
<コットンマーク>
 (財)日本綿業振興会が認証している、紡績から縫製まで日本製で、綿100%製品につけられるマーク。綿製品の需要拡大と品質向上を目的としている。衣?全般、?地、インテリアなどに表示されています。
<エコメイトマーク>
 (社)日本アパレル産業協会が運営しているアパレル・リサイクルを推進するための識別マークです。リサイクルをしやすくするため5種類の業界自主基準を設定し、その基準に適合した衣?に付けることができます。古着の回収率をあげ、再資源化を容易にするための取り組みの一環で、ポリエステルやナイロン100%の衣?、綿や毛が95%以上の衣?などが対象です。
 
                    クリーニング店の[S]マークも参考に
 [Sマーク]は標準営業約款制度に基づいて営業しているお店に掲示されるマークです。登録店は、標準的なサービスを提供出来るよう、提供する役務の内容、基準を細かに定めています。また、?害賠償責任保険に加入しており、万一事故が発生した場合、事故賠償基準に基づいた賠償が受けられます。
理容業、美容業、クリーニング業、めん類飲食店営業、一般 飲食店営業の5業種で導入されています。

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 洗濯物を干すときのコツと注意   7月版
 
 太陽の光がまぶしい季節となりました。洗濯物がカラット乾きますが、お肌が日焼けするように洗濯物もお日さまに当てすぎると日に焼けてしまいます。洗濯物は、外干しするときも部屋干しするときもちょっとした注意が必要です。
 
■ 干す基本 ■
@すぐに取り出す
 洗濯が終わったら、洗濯機からすぐに取り出して干しましょう。洗濯機に入れっぱなしにすると脱水ジワが付いたり、洗濯物にニオイが発生したりします(6月版を参照)。

A洗濯物を広げる
 取り出したら、固まっている洗濯物を振りさばくなどして広げます。洗濯物が重なったまま干すと、乾燥しにくい上にシワが付いてしまいます。
 
B整える
 広げたら、形を整えることが肝心です。整え方がいろいろあるので、イラストを参考にしましょう。特に、おしゃれ着は干す前の整え方次第で出来栄えに差が出ます。
 
C衣類に合った方法で干す
 洗濯絵表示の“干し方マーク”を参考にしましょう。伸びにくい織物などの衣類は“吊干し”を、伸びてしまう衣類は“平干し”が基本です。“陰干し”は、直射日光が当たらないように干すことを指示しています。室内干しか、イラストのような工夫を。
 
 アイテムや目的によって、干し方も工夫してみましょう。乾きにくいジーンズなどは裏返して、筒状に干します。ポロシャツなど厚みのある衿は、立てて干すと乾きやすいでしょう。タオルケットや毛布などの大物衣類を早く乾かすには、さおを2本使います。乾燥しやすい、ストッキングやハンカチはたたんで干すと、効率良くたためます。
 


■ 外干しは、色あせに注意 ■
 直射日光にあたると、白い物が黄ばんだり、色柄物が変色したりするため、外に干す場合は、直射日光にはできるだけ当てないように干すと良いでしょう。特に、洗濯絵表示に“陰干し”のマークがある衣類は、「干す基本《の項目を参考にして注意しましょう。
 次のような素材は、日光の紫外線の影響で、ちょうど私たちの肌が日に焼けるように、色が変わったり、褪めたりします。
 
【毛や絹、ナイロンの素材の衣類】
 黄ばんでしまいます。濃色の衣類は目立ちませんが、白い色の衣類では、日が当った部分が右図のように黄ばみます。回復はできません。
【ポリウレタンの素材の衣類】
 毛などと同様に黄ばみ、さらに劣化します。ポリウレタンはストッキングやソックス、ブラジャー、水着、パンツ、ジャケットと幅広い衣類に使われている伸縮性のある素材ですが、湿気や紫外線に弱く、時間とともに劣化します。日光に当て続けると、さらに劣化しやすくなります。
【染色している製品】
 染色された衣類は日光で退色する恐れがあります。特に、水分がある場合は日光の影響を受けやすいので、耐光堅牢性の試験をクリアした衣類でも“陰干し”が無難です。インド綿などや、青色系の染料が退色しやすいといわれています。
 また、ゴルフなどをしているときに、汗で濡れたポロシャツなどに日光が当たると肩の部分などで変色が起きることがあります。

 
■ 部屋干しはニオイの発生に注意 ■
 梅雨や冬の時期だけではなく、外出時や一人暮らし、マンションでベランダに干せないなどで、部屋干しをする機会は多いものですが、気をつけたいのは部屋干し臭です。汚れをしっかり落とすことが第一ですが(6月版を参照)、部屋干し臭の原因となる菌の増殖を防ぐために、早く乾燥することが重要です。部屋干しのポイントは、“空気が通る空間を取ること”と、“洗濯物の回りの湿った空気の交換”なので、次のことに気を付けて干しましょう。
 
@布の重なりを少なくする。
 衿は立て、ボタンやファスナーは開け、パンツは筒状に干すなどの工夫をしましょう。
A洗濯物どうしを離す。
 乾きにくい衣類同士は離して干し、ハンガー干しは隣の洗濯物と握りこぶし幅は空けましょう。
B風を通しの良いところに干す。
 カーテンレールや壁際に干すのは風通しが悪いので避けます。空気が移動しやすい部屋の真ん中に干すのがおすすめ。
C空気を強制交換する。
 扇風機で風を当てるたり、エアコンで洗濯物の周囲の湿度を下げます。
Dその他
 空間を開けるために、乾燥した衣類から取り外し、衣類の水分を分散させるために、上部が乾燥したら上下を入れ替えます。

 
■ 乾燥機を使うときは熱に注意 ■
 梅雨時期は乾燥機が便利ですが、回転式の乾燥機を使う場合は、次のことに注意しましょう。
 @乾燥の効率アップのためにしっかり脱水。
 A入れる洗濯物の量は、表示の7〜8割程度にすると短時間で乾燥する。
 B乾燥しすぎると衣類が傷むので、乾燥したら取り出す。
 C薄い衣類は、乾きやすいので後から入れる。
 D合成繊維は熱に弱いので、温度に注意し乾燥したらすぐに取り出す。
 E乾燥機用柔軟剤シートを使うと、シワが生じにくく静電気も防ぐ。
 F部屋干し時に補助的に使う場合は、先に乾燥機に入れる。
  *乾燥機で半乾きまでにしてから、部屋干しする方が菌の増殖を抑える。
 
                             洗濯機の乾燥機能を使う
 熱を使って乾燥する「洗濯乾燥機《の場合、乾燥ができる量は、洗濯ができる量の約半分です。また、乾燥時間がかなりかかり、シワになる衣類があります。薄手の衣類は乾燥したら取り出しましょう。
 風だけで乾燥する機能がついた「全自動洗濯機《の場合は、乾燥できるのは乾きやすい合成繊維です。綿素材などは乾かないため、自然乾燥の補助に使用します。

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 手強いニオイ汚れを落とすコツ!   6月版
 
 梅雨の季節に洗濯物を部屋干しして、臭いがついてしまったことありませんか?
部屋干し臭以外にも、すぐに洗濯しなかった衣類が臭う、赤ちゃんのミルクの吐き戻し臭やペットの衣類の臭いが洗っても取れないなどなど、ニオイはかなり手強い汚れです。今回は、普通に洗濯しても落ちないニオイ汚れの落とし方をご紹介しましょう。
 
■ ニオイの原因は何ですか? ■
 衣類が臭うのは、ニオイを発する物が付いているからです。ニオイを発する物は、汚れ自身であったり、時間が経過して、汚れが空気で酸化・分解されて変質したり、常在菌に分解されたりして作りだされたもの。洗わずに放置してしまった汚れた衣類や、スポーツバッグから取り出した着用後のスポーツウエアーなどが臭うのもそのためです。また、洗濯が上十分で、洗濯物に汚れが残っていると、部屋干ししている途中で菌が増殖して汚れを分解し、臭ってしまうこともあります。
 ニオイを発する物は、ほんの少し付いていても、人は感知してしまうので、とことん取り除かなければならず、厄介な手強い汚れとなります。
<こんなことも>
 洗濯後の乾燥した衣類やタオルは臭わないのに、汗や水で濡れた途端に臭った経験あると思いますが、洗濯物に付いていたニオイを発する物が水分と一緒に揮発して出てくるため臭うのだそうです。
(ライオン鰍gPより)
 
■ 手強いニオイは、漂白剤でつけ置き洗い ■
 付いてしまたニオイを取り除くには、ニオイを発する物と、元になった汚れをきちんと落とすことが大切。洗濯だけでは落ちにくいため、洗剤と漂白剤を使った“つけ置き洗い”がお勧めです。
 この方法は、黄ばんでしまった衣類の黄ばみを取る場合にも使えます。
 
【ポイント】
@40℃くらいのぬるま湯を使う。
*酵素などの洗剤成分や漂白作用を十分に活用するため。
A弱アルカリ性の酵素入り粉末洗剤を使う。
*液体酸素系漂白剤の効果を高め、洗剤の酵素を活用するため。
B濃い目の洗剤液にする。
*洗剤の酵素の濃度を高めるため。洗剤量はいつも洗濯機で使用している量にすると良い。
C液体酸素系漂白剤を使う。
*使用量は「シミ抜き・除菌使用量《を目安にします。
D2時間以内でつけ置く。
*素材や色を傷めないためです。

【注意点】
●色落ちする濃色衣類には向かない。
●ウールや絹の素材には向かない。
●金属製の装飾品や付属品がある物はできない。(スパンコール、ラメ、ファスナー、スナップ、金属ボタン、はと目などの他、つけ置き洗いには金属容器を用いない。)
 
                         ニオイの発生を防ぐお洗濯のコツ
 洗濯物のニオイを防ぐには、ニオイを発生させないように洗濯することが大切。特に梅雨の季節は、湿度や温度が菌を増殖させる絶好の条件なので、次のことに気を付けてみましょう。
■ こまめに洗濯する。
 *汗でぬれた衣類などは長時間放置しない。すぐに洗濯できない場合は広げて、乾燥させる。
■ 汚れがひどい部分は、前処理をする。
 *汚れが落ちやすいように、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を塗ります。(5月配信情報参照)
■ 洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎない。
*詰め込みすぎると、洗濯物の動きが悪くなって汚れ落ちが低下します。洗濯物が洗剤液に しっかり浸っていて、スムーズに動いているかを確認。
■ 除菌洗剤や部屋干し専用洗剤を使う。
 *無ければ、液体酸素系漂白剤は除菌効果もあるので洗濯の度に入れます。
■ 洗濯が終わったらすぐに干す。
 *湿気と菌の多い洗濯機の中にいつまでも入れたままにしておくと、洗濯物に菌が増殖して ニオイの元になります。
■ 早く乾燥させる。
 *菌の増殖は水分と温度が関係します。扇風機を回すなどして、洗濯物の回りの湿った空気を入れ替えましょう。
■ 洗濯機を掃除する。
 *洗濯槽の菌が衣類に付く可能性があります。専用のクリーナーで月に1回は洗濯槽の掃除をしましょう。

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 シャツの衿や袖口の汚れをキレイに落としたい 5月版
 
 温かくなって、ワイシャツやブラウスの着用が多い季節となりました。そのような清々しい装いの衿や袖口が汚れていてはがっかりです。お洗濯でしっかり汚れを落として、いつも清潔な衿や袖口でいたいものですね。
 
■ 衿や袖口の汚れはなに? ■
 衿や袖口は、肌に直接触れると同時に外気にもさらされる部分ですので、そこに付く汚れは、体からの汚れと空気中の汚れが混じったものが主なものです。
体からの汚れは皮脂による“あぶら汚れ”や皮膚がはがれ落ちた“たんぱく質汚れ”、空気中の汚れは、排気ガスの煤や泥などの“無機汚れ”で、それらの割合はライオン鰍フ資料によると、右のグラフのように、体から出る“あぶら汚れ”が76%を占めます。“あぶら汚れ”は透明で見えにくいため、一見汚れているようには見えませんが、繊維の中にしみ込んでおり、汚れが残っていると時間とともに黄ばんで、洗濯が厄介になります。そのため、見た目にあまり汚れていないからと、手入れを怠るのは禁物なのです。なお、黒や茶色に汚れは、排気ガスの煤や泥などの“無機汚れ”です。その奥には、あぶら汚れが潜んでいるのです。

 このような衿や袖口の汚れを落とすには、あぶら汚れやたんぱく質汚れを落とす洗剤成分の乳化作用と、繊維の間に絡まっている泥や煤などの無機汚れを落とす機械作用の二刀流を用いるのがポイントです。
■ コツは洗濯機に入れる前に“前処理” ■
 衿や袖口は体と擦れあって、汚れが繊維の中に入り込んだり、浸みこんだりして洗濯機で洗うだけでは落ちにくくなっています。そのため、洗濯機に入れる前に、汚れを“前処理”すると良いでしょう。方法は簡単!衿や袖口の汚れに「液体洗剤の原液《か「市販の衿袖用部分洗い剤《または、「石けん《を付けて、洗濯ブラシなどで軽く擦るだけ。その後は、そのまま洗濯機へ入れて普通に洗濯します。この、ちょっとの手間が、衿や袖のキレイの境目になります。
 市販の衿袖用部分洗い洗剤を使う場合は、洗剤液を付けたら先にあるスポンジで軽く擦ります(ライオン潟gッププレケア エリそで用)。
 擦る道具にもいろいろあります。洗濯ブラシが一般的ですが、かなり頑固な汚れの場合は、手芸用のヘラやお菓子のプリンなどに付いているプラスチック製のスプーン、要らなくなったカードの角などでしごくのがお勧めです。しかし、強くこすったり、強くしごいたりすると布を傷めるので注意が必要です。ブラシの場合は毛先が寝てしまわないように軽く擦り、ヘラやスプーンは、布地に対して45°程度の角度で斜めに寝かせて、力加減に気を付けて一方向にしごいていきます。一度ためしてみてください。

                    袖が洗濯中に絡まない工夫
 ワイシャツやブラウスの袖は細長いため、洗濯中に他の洗濯物と絡んでしまうことがありますね。袖口のボタン(または、ボタンホール)を前立のボタンホール(または、ボタン)にはめて袖の自由を無くすと絡みにくくなります。
 

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 この服、どうやって洗ったらいいの?   4月版

 
 家事は科学的な理論やデータに基づいて行う実践作業なのですが、日常的な作業のため、方法などについてあまり気にとめないかもしれません。
“Chigusaのワケ知り洗濯”では、「こういう訳だから・・・《を交えながら、家事の一つである洗濯の情報をご紹介します。
 実は、洗濯物の仕上がりは、家庭によってさまざま・・・、そのため、人によっては汚れや臭いが残ったままの衣類を着用したり、色あせや収縮などで短期間のうちに廃棄したりすることがあり、これには、洗濯機や洗剤を使いこなす“人”の知識と技術が関係しているのです。訳を知ることで、知識と技術を見直してみましょう。
 
■ まずは、洗濯絵表示を確認しましょう ■
 洗濯の方法を知るには、衣類に付いている「洗濯絵表示《を参考にするとよいでしょう。間違った洗濯をして色が移ったり、縮んだりして着用できなくならないように、洗濯経験が浅い人や初めて洗濯する?は、必ず確認しておきましょう。
 この表示は、ほとんどの衣類に付いていて、上着は左わき、ズボンはポケット内などに縫い付けられたラベルに書かれています。その衣類を構成している布の繊維、染色・加工、縫製、裏地、芯地、装飾・付属品などの特徴をすべて含めて、どのように洗濯したらよいかがマークや文字で示されています。洗濯するときは、基本的にはこのマークに従いましょう。もし、洗濯でトラブルが起こったときは洗濯絵表示通りに洗ったかが、原因がどこにあるかの判断基準にもなります。
 
・・・ 洗濯絵表示のマークの意味 ・・・
 ところが、このマークの意味をきちんと理解している人は少ないようです。洗濯 絵表示は家庭用品品質表示法という法律で付けることが決まっており、そのマークは、JISに定められているものを使います。主なマークの意味を図の中に書きましたので、今まで、理解していたことと違っていないかを、確認してください。
 これらのマークの他に、「タンブラー乾燥禁止《など文章で書かれた指示もありますので、注意しましょう。また、衣類を構成している布の繊維の種類や割合、装飾品の素材などの組成も記載されていますので、ラベルを隅から隅までよく見ておくとよいでしょう。
 
 
■ 洗濯絵表示は、まもなく変更されます ■
 現在、洗濯絵表示のマークをISO(国際標準化機構)のケアラベルに準ずるように、変更作業が進んでいます。来年にはマークが決定し、新しいマークが付くことになります。案として挙げられているマークの一部をご紹介しましょう。マークの数が現行よりも多くなり、・━・●で強弱や高低を表現するので、最初は覚えるのが大変かもしれません。
 
 

                                                                            <  4/2013〜  投稿 >

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