◆挨拶◆ 東京・雄武会会長 野村藤作 |
今年は「東京・雄武会」の前身である「東京支部」から名称を改めて19年になります。
来年は、人生でいうならば「成人式」にあたり、また偶然にも「東京支部」の発足から数えて実に28年、
つまり「8=八」(すえひろがり)という“おめでたい”年でもあるのです。
さて、わが故郷雄武町は、広大な土地を背景に農業、水産業に恵まれて発展してきました。しかし、今日の発展は、雄武町を愛する先人の努力
と頑張りの結果であり、一夜にして出来上がったものでは決してありません。
雄武町の開拓期から現在に至るまでの道のりは、ホームページ上の「おうむHISTORY」に譲るとして、近年を振り返ってみましても、雄武町民憲章の制定や
産業観光まつり等のイベント開催。宮の森公園にパークゴルフ場の開設とオホーツクオムイ温泉の誕生。国道の拡幅整備や大通り商店街の近代化事業をはじめ、オホーツク温泉ホテル日の出岬のオープン。「ふるさと100年」と
銘打った多彩な記念事業。そして平成の大合併の号令に敢然と立ち向かう強い気概と・・・。
このように数々の事業を展開し、成し遂げきたそのベースには、時代を築き上げてきた各町長をはじめとする、厳しい環境で
鍛え上げられた雄武町民の自主独立精神があったからです。
「変革と創造に挑むまち、雄武」。この理念が示すとおり、いま、真に求められているのは“人の力”です。人と人との心のつながりが深い絆をうむことは先達が証明しています。
つまり、そのDNAは私たちに確実に受け継がれているということです。
東京・雄武会のすそ野は着実に拡がってきています。それは雄武町を愛する人の集合体が、いま花開かんとしているにほかならないからです。
ひとつの種子が実を結び、花となり、ついには大きな輪となって飛び立つのです。やがて飛来した幸せのゴールデンシャワーは、やさしく雄武町を包み込むのです。
長い人生には不況も好況もあります。また耐え難い困難苦難のときもあります。
しかし、臆することはありません。すべてを作り出しているのは人間です。自主独立精神をもって、正々堂々と努力すれば必ず報われる、これこそが先人の偉業を引き受け、後世に伝えていく私たちに課せられたテーマだと思うのです。
< 12/2008 記 >